石垣・西表・沖縄 3泊4日の旅 - 2月 '08 vol.2

hime

2008年03月06日 21:00

<2日目 西表清掃活動>

6:00起床。 沖縄の日の出は遅い。 真っ暗でまだ夜って感じ。 ANAホテルの朝食がまた豪華デシタ。 和洋食ビッフェスタイルでは朝からチョコフォンドュタワーがあったので食べてたら「朝っぱらからすごいですね」って言われちゃった。 是非プライベートでゆっくり宿泊したいもんです。

が、今回の旅の目的は今日が本番。 のんびりする暇なく7:20集合し西表へ移動です。 石垣港発のフェリーに乗って西表島へ。 フェリーに乗り込んだら約40分で西表島。  すごい揺れるって聞いていたので覚悟していたけど全然平気でした。 確かにすごいスピードで窓に波しぶきが叩きつけられてたけど酔ってしまうような揺れではなかったですヨ。


9:00頃、無事西表島大原港に到着。 西表島には信号が2つしかないそうで、これがその1つの信号。 
日本最西端の信号だそう。 記念にパシリッ。


仲間川のマングローブ。


イリオモテヤマネコ発見。 実物大ですってウソつかれました。 こんだけデカかったらライオンですね。 島の道路は40キロ走行。 ヤマネコ注意の看板があらゆるところに設置されてます。 大切に保護しないと。


のんびりと牛。 おだやかな時が流れてたなー。


目的地は大原港からバスで40分程のユツン川付近。 この周辺の海岸は人出が殆どなく手付かずの海岸。 海外からの漂着ごみの打ち上げが多く深刻な問題になっている場所のひとつ。  そう、今回私たちはごみ問題を考えるべく清掃活動のボランティアとして参加してきました。 


うわっ、海岸に降りてびっくり。  まぢすごい。 流れついたペットボトル、発砲スチロール、スチロールブイや漁網などの漁具も多かった。 すごいなこれー。唖然とするばかり。話では聞いていたけど実際現実を目のあたりにするとちょっとショック受けます。


こんなに綱がからみついちゃってかわいそうに。 


ここに漂着するごみの80%は中国や韓国からだそう。 中国・韓国では大半の人が漂流、漂着ゴミの実態を知らないという。 だからといってこれで彼らを非難しちゃいけないのです。 日本のごみもハワイ、カリフォルニアの海岸まで漂流しているというじゃないですか。 世界で考えなければならないこのごみ問題。 

無我夢中で拾い拾いまくって約2時間。 みんなかなり真面目にせっせと動いてましたねー。だって取っても取ってもごみがそこにあるんですもの。 なぜか電球や蛍光灯も落ちてたり、たまに注射器や薬品の瓶も。 危険です。 あのナンプラー風の匂いは強烈だった。 みんなで大騒ぎですよ。 げろげろー


みんなで拾い集めたごみの山。 ほんの100メートル程度しかやっていないのにこの量ですから驚きます。 


今度はこれを運びださなきゃいけなくてここからまたバケツリレーで約3時間。
この運び出すという作業が拾うより大変で思わず「拾いすぎたか??」って思っちゃうほど。 こりゃ島の住民あげてやっても追いつかないわけです。


予定より約30分オーバーして15:30頃ようやく終了。 地元エコプログラムのスタッフの方はここまでやったことがないと喜んでましたよー。 そんな声を聞いたらみんなでがんばった甲斐があるなって良いことしたなって疲れも吹き飛びます。  

しかし、このごみ問題、なんらかの対策を打ち出さない限り永久的に続くこと。 キレイにしたからといって終わりじゃない。 キレイにすることが目的じゃない。 まずこれから自分たちに何が出来るか、何をしなきゃいけないのか考える良い機会を与えてもらったというだけ。 

まさにワールドワイドで取り組むべき最も身近な問題なのかと。

片付けた背後からは漂流中の浮きがどんぶらこ~。



ちなみにこのキレイになった海岸、3ヶ月も経てば元通りゴミ海岸、台風来たら一発だそうです。 
切ないね・・・

お疲れ様。



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