クチトンネルツアー後編です。
漆工場から30分くらい走ると水牛がのんびり草を食べているような田園が広がり、ゴムの木の森林を抜けたら到着です。 森林地帯で虫がいそうだったので念のため虫除けスプレーをかけておきました。
入ってすぐに見学したのがこのトンネルの入り口。 実際の穴です。 草で隠してあったら絶対に分かりません。 クチ地帯にはいくつもこんなトンネルの入り口があり、未だ見つけられていない穴も沢山あるそうです。
別のツアーのおばちゃんが入ってました。
同じツアーで参加した少年も。 小さな身体でもやっとな感じです。これじゃデカイアメリカ兵は入ってこれませんね。
ちなみに私も入ってきましたヨ。 下にもぐって蓋も閉めてもらったら真っ暗ですごい怖かった~。
下から前に続く穴がありました。
次に見学したのがアメリカ兵に仕掛けられた罠。
ここに乗ったらたちまちくるっと回転して落下、下の矢に突き刺さります(怖)。
これは実際地雷で爆破されたアメリカ軍の戦車だそうでそのまま残されてます。
少年は登って喜んでました。
これはなんの穴だと思いますか?ってガイドさんからクイズ形式で質問され、誰も応えず。。。
わたしはのらさんブログで見ていたので「空気穴!」って応えたら「良くワカリマシタねー」って。
事前調査してきたのでって応えて置きました。笑。
ベトナム兵が休んでいる様子。人形です。
ベトナム兵がトンネル内で武器を作っている様子。 人形がやけにリアルでちょっと怖かった。
こちら人形ではありません。 実際春巻きを焼いてました。 兵士は米を作り、畑を耕し、闘いながらも食料生産は欠かさなかったそうです。 やっぱ米はパワーの源なんですよね。
ここで様々なタイプの落とし穴を見ることが出来ました。
スタッフが棒をさしてその罠がどう動くか見せてくれるんだけど無言でやるから怖かった・・・(汗)
この他、救護室、会議室、台所など見学・・・。 台所ではかまどからの煙でそこに人がいることがバレないように離れた場所から煙りを放出するよう工夫されてました。
観光用に入れるトンネルもあり、わずか30メートルくらいなのに狭くて暗くて暑くてくぐり抜けるのがやっとな感じ。 ムッとする湿気と臭いがあって、こんな穴の中で追いかけられる生活をおくっていたなんて。 苦しい当時のゲリラ生活を体験出来た感じです。
当時兵士が食べていたというタロイモと笹茶が出されました。
雨水をためておける竹の筒。 手洗ってきました。
現地での見学は1時間半くらいで終了。 あとはまっすぐホーチミンへ帰ります。
ベトナム戦争の悲惨な状況を目の当たりにし、考え深いツアーでした。 様々な罠を駆使し、何年もの間闘い抜いて身体の小さなベトナム兵がアメリカ軍を倒した事に大尊敬です。 ベトナム戦争の事をもうちょっと知りたくなりました。